★正常値を知ろう
・体温(BT)36.5℃±0.5℃
・血圧(BP)120~129/80~84mmHg
・心拍数(HR)60~90回/分
・呼吸数(RR)12~15回/分
・意識(Cons)清明
・尿量(U/O)0.5~1.0mL/Kg/時以上
★フィジカルアセスメントとは?
⇒身体考察・数値と見た目の判断
★フィジカルアセスメントでわかる事:身体の異常の早期発見⇒呼吸の異常・問診・視診・触診・聴診から判断
★触診:全身の状態を手・指でさわって診断⇒皮膚の乾燥・浮腫・圧迫痕の有無、体感熱
★聴診:体内の音を外から聴取⇒呼吸音を聴取し肺音の異常から、疾患がないか確認。
★肺血栓塞栓症⇒別名: エコノミークラス症候群、肺塞栓症とも言われる。
⇒自覚症状:息切れ、胸痛、咳等 ・他覚症状・頻脈、チアノーゼ、発熱等
⇒急性肺血栓塞栓症の初期症状の多くは呼吸困難・胸痛。
★気道異音(誤嚥):異物による気道閉鎖⇒完全閉塞に場合は数分で意識消失し、約15分で心肺停止に至る。
★消化器の異常⇒腹痛、食思不振、嘔吐・肥満・痩せ、吐下血、下痢・便秘
・問診:腹痛、痛みの部位、性状(疼痛・鈍痛等)、急性・慢性・排便との関係
・視診:腹部を十分に露出させ、ひざをたててリラックスさせる
・聴診:腸蠕動音の有無、振水音
・触診:腹部の振動、圧痛の有無・程度
★腹痛の特徴から予測される重篤な疾患
・突然の激痛⇒腹腔内臓器に破裂
・周期的な疝痛⇒イレウス(腸閉塞)※高齢者に多い
・腹膜刺激症状⇒十二指腸潰瘍
・みぞおちから左肩放散痛⇒心筋梗塞